長い間、仕様変更のなかったTAPIR(タピール)社の製品ですが、昨年の秋頃に少し仕様変更がありました。
使い方には影響の少ない変更ですが、取扱店として念のためおしらせいたします。
フレーゲクリーム
パッケージ(紙箱・チューブ)の色が茶色のものから白のものに変わりました。
パッケージだけの変更ですので、成分・内容量に変更はありません。
左が旧パッケージ、右が新パッケージです。
新チューブは各色とも白ベース。
若々しい印象になりました。
在庫状況により、店頭にはまだ茶色のパッケージのものもあります。
順次入れ替えとなりますので、ご了承ください。
そういえば、何年か前にレーダーオイルの瓶のデザインも変わっていました。
細かい部分ですが、ロゴがアーチ状のものが以前のもので、フラットなのが新しいものです。
こちらも成分等は変わりません。
レーダーオイルの在庫は全て新しいものになっています。
艶出しブラシ
今までは馬毛ブラシの白(ヘル)、黒(ドゥンケル)だけの展開でしたが、ブラシの製造元が変更になったこともあり、種類が少し増えています。
いずれも持ち手部分には、ドイツ南西部のシュバルツバルト(黒い森)の計画植林材を使用し、タピール製品に使用しているのと同クオリティの亜麻仁油で仕上げています。
馬毛
今までのブラシとほぼ同様のものですが、以下のとおり変更点があります。
白毛のブラシが廃盤となり、代わりにジルバーとなりました。
黒は呼び方は変わりますが毛色自体の変更はありませんので、今後はシュバルツ(黒)とジルバー(茶と白の混毛)の2色での展開です。
ブラシの背の部分に「TAPIR」のロゴが入りました。
大きさも、幅がわずかに狭くなり手の小さな方でも握りやすくなりました。
長さに変更はありません。
馬毛 -ソフト-
新しく展開されたブラシです。
素材は上記のものと同様、馬毛になりますが、こちらは毛先が柔らかく加工されている仕様です。
どのような加工がされているかというと…、
おわかりいただけるでしょうか。
毛先が枝毛のようになっているのです。
このように加工することで、馬毛の持つ弾力と、繊細なタッチを両立しているのだそうです。
馬毛のブラシでは強すぎると感じられる柔らかめの革や細かい部分の埃落としにはもちろん、衣料品にもご使用いただけます。色はブラウンのみとなります。
山羊毛
今までなかったヤギ毛のブラシも新しく展開されました。
靴磨き用品をTAPIR社製品で揃えたくても、ヤギ毛のブラシの展開がないということで諦めていた方も多いのではないでしょうか。そんな方にとっては、待ち望んでいた製品だと思います。
柔らかな毛を密に埋め込んだブラシは、鏡面磨きや繊細な革にご使用いただけます。
色は白のみとなります。
ゆっくり歩いていきましょう
近年、靴磨きが趣味としての地位を確立しシューケア用品各社が次々に新製品を発表していく中で、TAPIRの商品展開は以前からずっと変わらず、取扱店としてはもどかしさを感じることもありました。
どこか手探りをしながらも変化を取り入れていこうというその姿勢は、企業理念として自然と共にあることを重視しているからこその慎重さなのかと思ったりもしています。
自然環境と共にあることを重視し、ゆっくりと歩みを進めていくTAPIR製品。
今使っている方も、これから使ってみようと思っている方も、今一度、ラインナップを見直してみてください。
CacicaはTAPIR社製品の正規取扱店です。
製品は店頭及びオンラインストアでご覧いただけます。
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