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SHEETSにてジャケットをオーダーしました -中編-

半蔵門 / 永田町のビスポークテーラー「SHEETS」にてメイド・トゥ・メジャーのジャケットをオーダーした記事の続きです。
前編は下記よりご覧ください。

7月初旬の打ち合わせから夏季休暇を挟んで8月下旬、SHEETSの森田さんから仮縫いのご連絡をいただいたので、再度、平河町のスタジオに伺いました。

平河町周辺のことはあまり知りませんでしたが、調べてみると飲食店が多いのですね。
なかなかおいしそうなお店が多く、打ち合わせの時は半蔵門のカレー屋さんで、今回は創作そばのお店で昼食を食べました。
フランスパンのお店でバゲット等も買いつつ、スタジオに向かいます。
どうでも良いことを書いているようですが、その日の気候や、スタジオまでの道のり、寄り道したお店など、その時の思い出も「ジャケットのオーダー」の一部になると考えると、どんな小さなことも覚えておきたいものです。

仮縫いの様子

さて、スタジオではジャケットをトルソーに着せて、森田さんが待っていてくれました。
打ち合わせの時と同様、ご挨拶から緩やかに会話が始まり、今日の確認事項などをお話した後、実際にジャケットを羽織らせていただきます。

靴のオーダーの際、打ち合わせ時の革サンプルと靴の形になったときの革で印象が違うように、バンチで見た生地の小片をみるのと、ジャケットの形になったものを見るのとでは、生地の印象もやはり少し違って見えました。
まだ仮縫いのためライニングは付いておらず、ラペルや裾も未処理のままの状態。
それでも形になるとちょっとわくわくします。

前後左右、色々なところから見ていただいて、調整箇所を確認します。
ピン打ちだけでは、仮縫いを進めているうちに外れてしまうことがあるとのことで、森田さんはピン打ちしたところをしつけ糸で縫い付けていきます。

私の場合は、左右の二の腕あたりに生地が余ったので、そこをつまむように修正が入りました。
腕の振り具合の違いで、右腕のつまむ位置と左腕のつまむ位置は違うとのことでした。

あとは、背中の肩甲骨あたりと前身頃のボタン位置に突っ張った感じがあるとのことで、若干のゆとりを入れることに。
背中の突っ張った感じは、職業柄、背中の上部が少し丸まっているからかもしれないとのことでした。

袖丈や着丈など、機能面に影響がある箇所から、ラペルやステッチの幅などの印象を左右する箇所まで確認していきます。
特に好みのないところ、どうすればいいか分からないところは、森田さんにその都度アドバイスしていただいたので、あまり迷うことなく仕様を決められたと思います。

こちらが修正後にトルソーにかけたジャケット。
打ち合わせ時からの仕様変更はラペルの幅くらいでしょうか。
所要時間は30分程で、仮縫いはおしまい。

次回はいよいよ納品です。


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