靴をオーダーしてみたいけど、なかなか最初の一歩を踏み出せない。
メールを書くのもなんとなく気が乗らないし、「お気軽にお問い合わせください」と言われても、そもそも何を問い合わせたら良いか分からない。
そんな方も少なからずいらっしゃるかと思います。
実際に、私も最近そのような機会があり少し考えてしまったので、今回は「お問い合わせ」について書いてみることにします。
問い合わせの際に書くべきこと
私が「オーダーする側」になって思ったのは、「さて、書き出しはどうしよう?」ということでした。
ビジネスメールなら、ある程度の定型文もありますし、自己(会社も含めての)紹介等で書き始めればあとは自然と筆が進みます。
でも、オーダーの初回問い合わせの際に、そこまで長い自己紹介は必要ないのではないか、と考え始めると、とたんに何を書いたらいいか分からなくなってしまいました。

翻って、普段の「オーダーされる側」に立ってみると、書き出しがどのようなものかは、実はあまり気にしていません。
「はじめまして。」から始まり、お住まいの市区町村とお名前を書いていただいていることが多いのですが、それで十分だと思っています。
続けて、スタンダードラインなら靴のオーダーを検討している経緯を、カジュアルラインなら気になっているモデルなどを書いていただくと良いかと思います。
オーダーはともかく、ひとまず靴や革の実物をみてみたい、話を聞いてみたいという場合は、その旨を書いていただいて大丈夫です。
こちらからオーダーを強引に進めることはありませんが、予め書いていただいた方が、心理的な負担が少なくなるのでしたら、それに越したことはありません。
あとは採寸・打ち合わせや試着の希望日時を書いていただく感じでしょうか。
他のお客さまの予定が入っていたり、靴作り教室で慌しかったりということもありますので、その際は候補日をいくつかご提示いただけると、とても助かります。
まとめると、下記のような感じになるかと思います。
※自分の例文で敬語を使うのもおかしな話なので、普通の文体で書きます。
(~のような理由で)靴のオーダーを検討しているのですが、実物を見て話を聞くことはできますか?
▲曜日が希望ですが、#日、#日、#日のスケジュールはどうですか?
Cacicaでは問い合わせの形式がフォームかメールになるので、書き言葉が少し丁寧ならば、「あ、丁寧な方だな。」と安心しますが、今のところ、そんなに不躾な方はいらっしゃらないので、常識的な範囲ならば普通の文面でもかまいません。
何か間違えてしまうことがあっても、意味が伝われば大丈夫。
さあ、今日こそ「お問い合わせ」してみましょう。
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