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HAAS社のフレンチカーフ その1

今年の初めに仕入れた、フランスはアルザス地方のタンナー・HAAS社のフレンチカーフですが、その後、新型コロナウイルスの騒動になってしまい、あまり動きがありませんので、ここでサンプルとともに改めて紹介していきたいと思います。

HAAS社とは

HAAS社はフランス北東部・ドイツに程近いアルザス地方で1842年から続く、歴史あるタンナーです。自然が豊かで水がきれいな小さな村は、革を鞣すのに最も適した環境でした。
当初は昔ながらのやり方でタンニンなめしの革を製造していましたが、3代目の頃からクロムなめしの設備も整え、ボックスカーフも生産するようになります。その後も、シグネチャーレザーであるコンビなめしの革「NOVOCALF / NOVONAPPA」等、質の高い革(主にカーフ)を世に送り出し続けています。

最初はこちら

まずは「CHEVERNY(シュヴェルニー)」。
HAAS社の革の中でも最高級に位置づけられる、銀面がとても綺麗なスムースレザーです。

クロムなめしの、いわゆるボックスカーフと呼ばれる種類の革ですね。
光沢があり、やや硬めでハリがある革質のため、仕上がり時に靴に立体感が生まれます。
こちらはタンナーで黒しか展開していないため、在庫も黒のみとなります。

ご存じの方も多いかも

次は「UTAH CALF(ユタカーフ)」。
正確に言えば、HAAS社のシグネチャーレザーである「NOVONAPPA(ノヴォナッパ)」という革に、ロシアンカーフを模した「UTAH」という名前の型を押した型押しの革になります。既成靴でもよく使われているので、ご存じの方も多いのではないのでしょうか。

こちらはとても柔らかい革で、木型に釣り込むことにより型押しの凹凸の表情も変わってきますので、雰囲気のある靴が作れます。タンナーでは複数色の展開がありますが、今回仕入れたのはGOLDという色味。フランスの革業界では一般的にこのような明るめの茶をGOLDと呼ぶそうです。コンビなめしなので、緩やかに経年変化していくのが分かると面白いと思い、選んでみました。

サンプルはこちら

上の2種類の革を使って製作したサンプルが、こちらのサイドエラスティックになります。

脱ぎ履きのしやすさを考え上部にユタカーフを、足をしっかりと保持するために下部にシュヴェルニーを使いました。という機能的な側面も考慮していますが、コンビにしたのは個人的な趣味でもあります。それぞれの革単体でも格好良いものができそうですが、このようなコンビの靴も楽しいので、選択肢の一つとして提案させていただきました。こちらの靴はスタンダードライン<レザーソールパッケージ>でオーダーいただけます。

フランス産の革もう少しありますので、次回改めて紹介させていただきます。
どうぞお楽しみに。

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